情熱とは、人の熱意が産み出し、人の感受性で受入れられて共感し、意気投合し、最後まで頑張る糧となる。イタリア人は、職人は、少なくとも、そう考えている。

だからこそ、アレク親子は、イタリア伝統の革ギルド集積地の聖地サンタクローチェにアトリエを構え、自ら足繁く通い、現場で顔を突き合わせて、より良き逸品を作り込もうと尽力している。

L'COCCOdiSantaCroce,　その地に住み着く情熱の結晶である。

日本や中国から、お金だけ持ってやってくる、「モノを作らない」商社マン・代理店が、1週間ほどで買って帰る、今そこにある革と、自身の手で、作り込む職人が、その素材に賭ける想いを、足繁く通い続けて情熱を注ぎ込んだ結晶たる、革素材の違い。

イタリア革の味わい、伝統工芸たる逸品。違いとは、こだわる人にしか、意味が無いかも知れません。それでも、手に取って、ご覧頂けると嬉しい限りです。そして、いつか、トスカーナでお会い出来る日を楽しみにしています。

アレクサンドロ/ Alessandro from Santa Croce